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MANGAZOO:「パプリカ」東京国際映画祭で一般初上映!舞台挨拶コメント掲載!

ヴェネチア国際映画祭で世界を熱狂させた今 敏監督「パプリカ」が第19回東京国際映画祭にて今年度はじめて開催されるanimecsTIFF&digitalTIFF;の共同オープニング作品として選ばれ、初めて一般の観客に披露されることとなった。「千年女優」「東京ゴッドファーザーズ」と作品ごとに評価を高めている今監督作品への期待は高く、上映前の熱気に包まれつつ今 敏監督、原作者の筒井康隆氏、時田役のベテラン声優、古谷徹氏が舞台挨拶を行った。

古谷徹(声・時田浩作役)
僕は体重60キロ以上の役をやったことがないので、最初オファーが来た時は、事務所の人と話して、お断りしようかと考えていました。僕のイメージする巨漢の人の声と実際の僕の声があまりにもギャップがあり、映画を壊してしまうかと思っていたのですが、監督から、時田は今まで僕がやってきたような、純粋な少年のイメージで演じてほしいとの要望があり、引き受けることにしました。今は、断らないでよかったと思います。

筒井康隆(原作者)
この小説はマリクレールで連載されていた小説で、大変苦労した。心理学の権威である河合隼雄さんから人を癒す作品であるというお墨付きを頂きました。映画「パプリカ」も癒しの効果がある作品です。皆さんどうぞ癒されてください。友人の江川達也がTVCMを見て「あんなにすばらしい映像だと作家冥利に尽きるだろう」と言われた。すばらしい作品になりました。

今 敏(監督)
ヨーロッパ等の映画祭を回ってきましたが、一番肝心な日本での公開が遅れて申し訳ないです。「パプリカ」を楽しみにしてくれた皆さんにお礼申し上げます。
(これから「パプリカ」を見る方に)「パプリカ」の服用上の注意として。いろいろ奇妙なイメージが出てきます。ひとつのイメージについての意味や、ストーリーの伏線ではないかなどと考えると映画においていかれます。私自身もアップテンポにしすぎたかなと思いますが・・・(笑)夢というのは私たちの自由にならないものです。自由にならない奇妙なイメージをそのまま楽しんでいただければと思います。

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「パプリカ」初日決定!!
11月25日(土)よりテアトル新宿にてロードショー!
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント