大地丙太郎監督が自ら原作を手掛けた人気コミック『まかせてイルか!』(アニメージュ連載1999年~2001年)がアニメになってついに登場。本作は日本初本格『手話』入りアニメであり『日米同時発売のOVA』と言った作品だ。 手話は耳の聞こえない方の為の視覚言語(目で言葉を理解する)だが、アニメーションという世界で本格的に表現されたことは今まで無かった。なぜなら動きによって言葉を表現する為、制作期間が通常のアニメの数倍以上かかる事が容易に想像できる。更に手話をしたところで「わかる人がいるのか?」と言う壁も考えられるだろう。 あえてその「解りにくい題材」をメインにすえた本作ではどのような表現方法を行っているのか注目を集めている。 picture 2上映会の前に行われたトークイベントでは、大地丙太郎監督・イルか屋の3姉妹、空役の齋藤彩夏さん・海役の東野佑美さん・碧役の名塚佳織さんが作品の見所等を語ってくれたぞ。トークショーでは耳の聞こえない方のために手話の同時通訳が行われた。 大地監督『今一番おもしろいアニメですね。もちろん手話もおおいに見所ですが、メッセージ性そして色合い・元気さなどいろんな物がてんこ盛りになった作品です』 空役の齋藤彩夏さん『空ちゃんは元気がある子で、自分そのままにやる事が出来てとてもやりやすかった』海役の東野佑美さん『声優のお仕事はまだ少なくて、こんなに喋る役は初めてだけどとても楽しかった』碧役の名塚佳織さん『手話をする役は初めての経験だったけど満足のいく碧ちゃんをえんじられた』 レジェンズなどでも大活躍の大地監督だがその中でも自信作だと言う事がコメントから伺える。 そして日米同時販売についてA.D.Visionレットフォード氏のコメント。写真中央がレットフォード氏、右が日本語通訳、左は手話監修を担当した南留花さん。『コミックス・ウェーブからまかせてイルか!の話を聞いた時に“売りたい”と思った。大地監督の作品は日本国外でも人気が高くこの作品をアメリカでもマーケットに流通させたいと思いました。しかし海外のアニメDVD市場は海賊版がとても流通しており日本とのタイムラグがあるとすぐに出回ってしまう。その為、海賊版の撲滅・正規版の流通をさせる為に日米同時発売という新しい形を取った』 そして本編の印象だが正直『おもしろい』と感じた。全体的に言えるテンポの良さや独特な世界観と投げかけられているメッセージ・手話パートに関して言うと私は個人的に手話の勉強を行った事があるが、その独特な手話の動きをほぼ完璧に再現しているのは大地監督のこだわりが生んだものだろう。
【TAF2004:ブース情報】スチームボーイ 圧巻のプロモーション映像 完全オリジナル劇場版としては『AKIRA』から16年経った本年上映される大友克洋監督の最新作『スチームボーイ』のブースでは設定資料やスチームボールのモック、プレミア映像の上映会が行われていたぞ。 予告編映像等は公式サイトでもチェックが出来るがプレミア映像ではその壮大な世界観が余すことなく堪能する事が出来た。しかしこれもまだまだ序章に過ぎないと考えると本編が待ち遠しい。印象としてはAKIRAのように崩壊・再生と言ったメッセージを残す作品ではなく『ワクワクとドキドキを最優先にした冒険活劇』と言う感じ。最近のアニメに多い精神論などといった世界観ではない、その為素直に『おもしろい』と思った。 登場する機械も現在の機械とは違いギア式で稼動する為、ひとつひとつの動きがとても楽しくコミカルに見えた。その動きも総作画枚数18万枚と言う脅威の書きこみから生み出されていると考えると圧巻だ。 最近の作品は3Dがキレイだったりと最新の映像を多用しているが(もちろん多用しているはずだが)、とても懐かしく子供の頃に見たアニメーションのドキドキ感がよみがえってきた。 7月17日の公開が待ち遠しい作品だ。
全国書店キャンペーンが終了した実物大アルフォンス・エルリックが出迎えるのはANIPLEXのブースだ。実物大アルフォンスの前には撮影スペースがあり、さまざまな人達がアルフォンスと記念撮影をしていたぞ。ブース内では設定資料や『コゼットの肖像』『R.O.D-THE TV-』などの展示がされていたぞ。 会場でR.O.D-THE TV-の三姉妹が配っていた紙袋は、鋼の錬金術師のプリント。会場内ではほとんどの人がこの紙袋を利用しており、帰りのゆりかもめでもこの紙袋を持っている人がたくさん居た。 現在の鋼の錬金術師人気を裏付ける印象をとても受けた。 なお、鋼の錬金術師はアニメアワードにてTV作品 優秀賞でした。
【TAF2004:ブース情報】タツノコプロ 30周年記念作品『鴉』 30周年を迎えるタツノコプロでは歴代のタツノコヒーローがあしらわれたブースで登場。現在人気上昇中のタツノコキッズやアクビちゃんのグッズが展示されていたぞ。 そして30周年記念作品として以前記事にした『鴉-KARAS-』のビジュアル・PVが公開されていたぞ! 編集部の予想とは大幅に違う3Dアニメになるようだ。公開は2004年秋を予定。 タツノコプロで忍者と言えば『キャッ党忍伝てやんでえ』が思い出されるが『鴉-KARAS-』とは関係が有るのだろうか? …あるわけが無いな
【TAF2004:ブース情報】GAINAX 20年間の歴史がここに! 東京国際アニメフェア2004 注目の企業ブースといえばGAINAXをはずせないだろう。今年でGAINAXは20周年と言う大台に乗り『ガイナックスの20年史』と言ったパネル展示・そしてパンフレットを配っていたぞ。 20年史パネル展示では今まで製作してきたアニメーションのダイジェストが流れ「あぁ~ 懐かしいなぁ~」と思い見入ってしまうのは確実だ。オネアミスの翼OPテーマが流れる中20年間のさまざまな映像が流れるプロモーションビデオは目をそらすことが出来なくなるほどのインパクトを感じた。 20年史のほかには期待の新作『この醜くも美しい世界』『忘却の旋律』そして度肝を抜くPVが公開されている『疾風海陸ブシロード』庵野秀明監督の新作実写映画『キューティーハニー』そしてアニメーション版の『Reキューティーハニー』ゲームでは独特な世界観を持ち人気を博している米倉けんご氏を起用した『新世紀エヴァンゲリオン碇シンジ育成計画』赤井秀美プロデュース 吉崎観音・かのえゆうしら豪華スタッフで送る『グラップルガイア』の情報が公開されていたぞ! 写真はタカラ・ガイナックス・ブロッコリーの三社による共同プロジェクト『疾風海陸ブシロード』(公式サイト)
ついに完結!?「R.O.D」読子・リードマン役三浦理恵子さんインタビュー シリーズ完結!?TV版完結!?ついに最終局面を迎えるROD-THE TV-だがシリーズ集大成とも言えるラストエピソードがもうすぐ公開される。このエピソードは「シリーズ完結」なのか「TV版完結」になってしまうのか!シリーズを通してメインキャラクター読子・リードマンを演じる三浦理恵子さんにTVアニメ完結前の、貴重なコメントをいただきました。 ──前回のOVAシリーズから約2年が経ちますが、久し振りに読子・リードマンを演じられたご感想は?三浦「『帰ってきた』っていう感じですね。前シリーズを収録した際に、(『R.O.D』の)お話も、読子のキャラクターもすごく好きになったんです。ちなみに、今回は敵役になっているジョーカーさんやジェントルマンもすごく好きなキャラクターなんですが、今回こういう形で敵役になっているとは思わなかったですね(笑)」 ──演じているご本人も意外な展開っていう?三浦「そうですね。やっぱり2年の月日が感じられるという感じですね(笑)」 ──今回は、作品の中では前シリーズより5年が経過しているという設定です。ということは読子も5つ歳をとっているわけですが、演じ方を変えたりっていうことは?三浦「いえ、まったくなかったですね。逆に、変わらないようにしたいなと思っていたんです。5年の間に、彼女にはいろんなことがあったと思うんですけど、年齢も何もかも止まっているというか、そういう感覚で演じられたらいいなと思っていました」 ──ところで、声優というのは女優のお仕事とは違うものなんでしょうか。三浦「そうですね。まったく違いますね」 ──難しい?三浦「難しいですね。私にとっては、(声優も女優も)どちらも難しいんですけど。声優の難しさは、声だけでキャラクターが生きるも死ぬも決まってきてしまうというところだと思います」 ──『R.O.D』の場合は、どちらかというと淡々としている作風ですよね。三浦「そうですね。セリフもそれほど演技を過剰にするのではなく、ささやくような感じが多いんです。通常のアニメでは、戦闘シーンなどでは、ものすごく叫んだりとかしてると思うんですが、『R.O.D』の場合は「実際にもし人とケンカをしたら、そんなに叫ばないだろう」といった感じで、リアルに表現していると思うので、そういったところもおもしろいですね」 ──読子を演じている時に心がけていることは?三浦「声のトーンを変えることで(役を)作ったりっていうことはないんですけど、言い回しの部分では気を使っています。かわいい言葉を言う時ほど、さらっと言ってみたりとか、さらっとでいいところを、ニュアンスを変えてみたりとか、普通に話せばいいところをささやいてみたりとか…。そういう部分では楽しんでいるという感じがしますね」
リアルスペースドラマの新境地 プラネテスDVD発売記念クオカードプレゼント! 最後のフロンティア“宇宙”を目指すニューエイジに贈る、リアルスペースドラマの傑作!SFアニメの旗手“サンライズ”が新境地に挑んだ話題のTVシリーズが、遂にDVD化!! プラネテスNHKBS2にて、毎週土曜日午前8時5分より放送中 このDVDリリースを記念して、「プラネテス」の特製クオカード(左写真参照)をプレゼント! 下記応募先まで応募してくれ!応募締切り:2004年3月31日消印有効 ■応募先〒105-0012東京都港区芝大門2-7-9-3F スキップ「プラネテス」MANGAZOO係 ■DVD製品情報DVD【第1巻】 BCBA-17942話収録片面1層価格 5,250(税込)※本編第1話には、音声の別ストリームに谷口監督らによるオーディオコメンタリーを収録
カレイドスター」「まぶらほ」オリジナルボイスクロック登場!picture 1人気のヒロインが毎朝起こしてくれる「ボイスクロック」の新作がまたまた登場!今度は「まぶらほ」から、ヒロイン宮間夕菜のボイスクロック。声は夕菜役の声優生天目仁美の録りおろし台詞が5つ!可愛い幼少時代から、らぶらぶモード、嫉妬で大激怒モードなど、全部で5つの台詞が収録されています。あなたはどの夕菜に起こしてもらいたい? そして、「カレイドスター」からは主人公そらと、そらを慕うかわいい後輩のロゼッタの、二人のボイスクロックです。そら役の声優広橋涼、ロゼッタ役の水島かおりの録りおろし!単体の台詞がそれぞれひとつずつ、その他に楽しい掛け合いの台詞が3つ収録されています。これであなたの部屋も、たちまちかレイドステージに! ただいま予約受付中! ●「まぶらほ」ボイスクロック 宮間夕菜●「カレイドスター」すごい ボイスクロック そら&ロゼッタ5種類の台詞+デジタル音ボリューム調整付き乾電池使用 各¥8400(税込) 発売予定:5月末ごろ
今日からマ王!公式サイトオープン角川ビーンズ文庫で現在、刊行中の「今日から(マ)のつく自由業!」シリーズが『今日から(マ)王!』として4月からNHKで放送予定だ。 アニメ放送にさきがけ原作公式サイト・アニメ公式サイトがついにオープンしたぞ!アニメ公式サイトでは放送予定日やキャストなどと言ったアニメ情報が満載。原作公式サイトはまだまだ工事中のページが多いが様々な原作・アニメに関わった情報が掲載予定だ。 そして5月5日に予定されている『今日から(マ)王!まつり』の詳細も載っているぞ。今日から(マ)王!初のイベントではアニメ第1話~第3話の上映、豪華ゲストによるトークという内容。入場は無料だが事前登録が必要だ! 詳細は原作公式サイトからどうぞ!
キン肉マン25周年記念 オフィシャルサイト開設! ついに誕生から25周年目のキン肉マン、現在はキン肉マン2世がプレイボーイにて好評連載中だ。 そのキン肉マンのオフィシャルページがついに開設されたぞ!その名も『キン肉マン Official Site マッスルキングダム』。マッスルキングダムではキン肉マンクイズや4月から始まる新シリーズのアニメ情報などが随時更新される模様。 特に4月から始まる新シリーズはアメリカで本放送された物を日本へ持ち帰り公開される。今までのアニメ作品では日本でやっていた物を他国で公開することは多かったが日本でやったアニメの新作を他国で公開し、日本に戻ってくるのは前例が無い試みと言えよう。 新シリーズではアメリカのアニメ規制を基本に作られている為、ミートくんのひたいに「にく」の文字は無いようだ。他にも色々と違った部分があるようだが、そういった部分が視聴者に違和感を感じさせなければいいのだが…