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GIRL’S COMIC LAB.:TV DIGEST

▼ミステリーのネタはどんなときに思いつくのですか?
わたしの場合、ネタのストックというものはないので、もう毎回しめ切りに追われながら絞り出しています。小さなアイディアみたいなものは、日常の段階で無意識のうちに考えながら生活していますけどね。ミステリーのストーリーは結末から作ります。これって普通の物語と逆ですよね。「こんな結末だったら面白いな」というところから始まって、そのためにはどういうキャラにしよう? そういう展開にしよう?と考えるんですよ。

▼先生の趣味は?
本当にたくさん趣味はあるんですけれど、やり始めると1つのことに熱中しちゃうタイプ。なので、なにかにのめり込みだすと他のものはほったらかしちゃってますね。インターネットも4年以上も前からすべて自分で作ってますし、いましているアクセサリーも自分で作ったもの。基本的にはやっぱりモノを作ることが楽しいですね。

▼女の子たちへのメッセージを!
とにかく人のせいにしないで生きて欲しいですね。今の自分があるのは、他の誰でもない自分が過去にいろいろな選択をしてきたからですよね。そして、もし自分のことを不幸だと感じるのなら、過去になにか間違った選択をしたせいということですね。それを勝手に人のせいにして「あのとき、こうしてくれなかったから…」なんて思っているようでは成長できません。素直にそれを認めてやり直すとこが大事だと思うんですよ。

●野間美由紀先生プロフィール
日本推理作家協会会員でもある先生は、なんとマンガ界でも珍しいミステリ専門のマンガ家。代表作『パズルゲーム★はいすくーる』は’83より連載の続く少女マンガの定番的作品! ご自分でアクセサリーも作られる先生の、宝石への興味から生まれた作品『ジュエリーコネクションシリーズ』も人気です。
先生オフィシャルサイト >>> 「MIYUKI’s ROSE Garden」

かなつ先生
▼美を追求するということについて
美しくあることって自信につながりますよね。これはいろんなところで言ってることなんですが、たとえば、わたしは美容整形はアリだと思っているんですね。そうすることで少しでもその子が明るく生きられるのなら、素晴らしいじゃないかと。もしコンプレックスを抱えたままうつむいて生きている女の子がいたらもったいないって思いますよ。ようは自分が前向きになれる状態にまで持っていくことが大切なんです。

▼ずばり先生のメイクのポイントはどこですか?
とにかく目です! アイラインとアイブロウとマスカラとビューラーは必須アイテムですね。とくにアイラインとビューラーは誰とも会わない日でも欠かしたことがないほど、わたしの中で重要なの。もしかしたら、火事かなんかで逃げるときにもこのふたつを握りしめて走っちゃうかも!?(笑) 

▼インターネットについて
自分でホームページを作っているんですが、これはハマりましたね。いろいろなコンテンツがありますが、好評なのは日記。一応漫画家なので絵もつけようということになって、手書きのイラスト&手書きの文字というちょっと変わった日記を更新してます。もちろん他のサイトにもいろいろお邪魔してます。OLビジュアル系のドラマサイトにもしょっちゅう顔出してましたね。ネットは、普通だったらぜったい会わないような人と言葉を交わしたりできるので本当に刺激になりますよ。

●かなつ久美先生プロフィール
’90のデビュー以来一貫して「くだらなさ」を追求してきたという先生。むき出しのギャグやラブストーリーの中の滑稽さ… そんな様々な笑いが魅力です。大ヒットした『OLヴィジュアル系』以前は、「ガロ」(青林堂)などアングラ誌での活躍もありました。
先生オフィシャルサイト >>> 「かなつ久美の地球のまんなか」

森園先生
▼少女マンガとレディスコミック
もともとは少女マンガにいたんですが、どうもあわなくて。だって、結婚 ・離婚しておいて、舞台が中学校の少女マンガなんて無理あるでしょ(笑)。だからレディコミに移ってからは基本的に大人の恋愛だし、等身大で描けるので楽になりましたよ。でもいくら等身大っていってもわたしのマンガのHシーンを実体験してたら体が持ちませんから、そこは想像ですけど(笑)

▼好きな男性のタイプは?
いわゆるタイプってのはなくて、外見とか気にしないんだけど… でも1回だけ、むちゃくちゃハンサムな外人のモデルとつき合ったことがあって、やっぱりもう、それはそれは良かった~(ハート)。いわゆる映画みたいな恋愛というやつ。でもね、世界を放浪する金持ち息子ですぐ別れちゃった(笑)。もったいなかったなア。

▼20代で大切なことは?
経験値をあげること! わたしのように最悪の男に引っかかってぐちゃぐちゃドロドロの地獄を見ても、過ぎれば絶対なにかが残っているの。無駄なことはないの。だから怖がらずに思いっきり生きることが大事だとホント思いますよ。

●森園みるく先生プロフィール
1981年から別冊少女コミックでデビュー。’87年にレディースコミックに転向。レディコミの女王と呼ばれます! 可憐で淫靡なその作品は、もうもう優雅な大人の世界の遊戯! 桐野夏生さんなど原作者の方とのコンビプレーも見逃せません。
先生オフィシャルサイト >>> 「Milky World」

青木先生

▼どんな20代をすごしましたか?
学生からそのままマンガ家になったので、とにかくよく働いたって感じです。でも、ただ“おばちゃん”だと思っていた30代に意外といろんなことが充実しているのは、ぜんぶあの頃につんだ経験のおかげ。月並みだけど、二の腕や足が太くても大事なのは中身なんですから、20代の女の子は自分を好きになるために、ひとりでも時間をつかえるような好きななにかをみつけると良いと思います。

▼20代のかたに読んでもらいたい1冊
小原慎司さんの『菫画報』です。あんまり20代の女の子が読む感じではないんで、勧めとけって思って。コメディに探偵もののエピソードが入っていたりで、いろんな要素が楽しめます。地味な感じもするんですが、これに似ているマンガが他にないところが良いですね。

▼先生オフィシャルサイトについて
BBSがコスメ専門なんです。はじめはふつうに一個だけだったんですけど、そのうちコスメの話題がたくさんになってきちゃったので、スキンケア系、目元系などとカテゴリ分けしました。それから練乳部があります(笑)。練乳をつかった料理のレシピとか集まってます。そしてその部の禁句は「太っちゃう」… それはわかってンねんから、言わんといてっちゅう(爆笑)。

●青木光恵先生プロフィール
徹底して“ぽっちゃり系”の肉感的な女の子を描く、自称「無類の女の子好き」の青木先生。「フィールヤング」などの少女マンガ誌から青年マンガ誌まで、多くの雑誌で活躍中。2000年夏、代表作『小梅ちゃんが行く』がアニメ化されました。
先生オフィシャルサイト >>> 「青木光恵公式ホームページ みつえ天国」