MZではおなじみ『メテオール』と、天門氏率いる『電奏楽団』他によるジョイントライブ『メガらんらん！ギガるんるん！』が先日秋葉原Club GOODMANで行われた。会場には期待に胸をふくらませたファンが列をなし、平日にもかかわらず満員に。仕事帰りに駆けつけた方々も多かったようだ。
　最初に演ずるのは『秘密キッチン』。みわわ（Vo）、ヒロック（G）、スズキチヒロ（B）の３人からなる、キュート＆カッコイイバンドで、曲ごとに全然違うカラーの、まるでマーブルチョコレートのような、ポップさとはじけっぷりを見せた。
　期待の『電奏楽団』は、天門（Key）、LOW（Vo）、片霧烈火（Vo）、上里はな子（Violin）による編成。ライブハウスで『電奏楽団』のライブが行われるのは、これが初めてとは思えないほどの堂々とした雰囲気で、ほしのこえの主題歌や、昨年末発売のアルバム｢風のセルフェリアス｣からの楽曲を披露。透明感のある美しい歌声とバイオリンの奏でる旋律に皆が酔いしれた。曲間には、予告通りの天門氏ガソリン注入のパフォーマンスも（笑）。
　そしてトリを飾るのは、今回のこの企画の立役者である『メテオール』だ。カズウ（Vo、Ｇ）、トオコ（Vo、Acr）、ミタマ2（Ｇ）、トミー（Drs）の４人の演奏が、曲のイメージで作られたＣＧアニメーションとくんずほぐれつ、相乗効果をあげ絶妙な一体感を見せる。映像作家でありミュージシャンでもある彼らならではの、観て聴いて感じて楽しめるパフォーマンスだ。なかでも『原子力ベーカリー』や、人気の高い『赤い自転車』、秋葉原ならではの名曲『ラジカセ行商人』などで会場を沸かせた。
　最後には出演者総出のスペシャル企画｢ギガるんオールスターズ｣による豪華な共演で、宇宙の奇跡ともいうべき素晴らしい化学反応をおこし、大盛況のうちに幕を閉じた。

メガらんらん！ギガるんるん！』
出演：メテオール（カズウ、トオコ、ミタマ2、トミー）
　　　電奏楽団（天門、LOW、片霧烈火、上里はな子）
　　　秘密キッチン（みわわ、ヒロック、スズキチヒロ）
日時：2004年1月26日　19:30～
場所：秋葉原Club GOODMAN